日和佐うみがめ博物館 カレッタ
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おおらかさを点在させる
徳島県美波町にある日和佐うみがめ博物館カレッタ屋外新設エリアのサイン計画です。大きなウミガメが泳ぐ「大ガメプール」の新設にあわせ、来館者の動線を整えるだけでなく、浜辺の隣にある水族館らしい、おおらかな気持ちよさが感じられるサインを目指しました。 形状は、亀の甲羅や皮膚がもつ歪な多角形が、風化によってやわらいだようなかたちを着想源としています。どこか亀らしくもあり、浜辺に転がる石のようにも見える輪郭です。見るだけで少し気持ちがほどける、ぼわんとした佇まいに整えました。 素材は、屋外建築で使用されているものと揃え、スチールに亜鉛メッキ処理を施した板を採用しています。サインが建築から浮かび上がらないよう、その延長線上にある存在としてなじませました。大きな版面では素材の表情が強く出ることも想定されましたが、時間の経過とともに環境に溶け込み、経年変化を含んだまばらな質感が、景観の一部として落ち着いていきます。 迷わせないための標識であると同時に、場の性格をそっと形づくる存在へ。空間の印象をやわらげ、気持ちのよい場所だと直感的に感じられる空気を生み出すことを指標に、造形と素材を一つの流れとして整え、設計しています。














